エコドライブを心掛けよう!
エコドライブを心掛ければ環境にやさしくCO2削減が出来ます。
エコドライブとは
エコドライブとは、一言で言うと「環境に配慮した自動車の使用」のことです。
具体的には、やさしい発進を心がけたり、無駄なアイドリングを止める等をして燃料の節約に努め、地球温暖化に大きな影響を与える二酸化炭素(CO2)の排出量を減らす運転のことです。
自動車の排気ガスと環境問題
自動車の排気ガスに含まれる二酸化炭素(CO2)は地球温暖化の原因となり、また窒素酸化物(NOX)や粒子状物質(pm)は大気汚染の原因となっています。
エコドライブを実践することでこれらの排出ガスを減少させることは、「地球環境の保全」につながります。
地球温暖化の現状
わたしたちはエネルギーを得るために、石油、石炭、天然ガス等の化石燃料を燃やして二酸化炭素(CO2)等を発生させて、大気中に放出してきました。
大気中の二酸化炭素等の気体は、太陽からの光の大部分を透過させる一方で、地表面から放出される赤外線を吸収して大気を暖める働きをしています。
これらのガスは温室効果ガスと呼ばれ、生命の存在に適した気温をもたらしてきましたが、産業の発展等で大気中に排出される温室効果ガスが急激に増加すると、温室効果を強める原因となり気温の上昇につながっています。
エコドライブのすすめ
ふんわりアクセル eスタート
◆やさしい運転を心掛けましょう。
普通の発進より少し緩やかに発進する(最初の5秒で時速20kmが目安です)だけで11%程度燃費が改善します。 やさしいアクセル操作は安全運転にもつながります。時間に余裕を持って、ゆったりした気分で運転しましょう。
加減速の少ない運転
◆車間距離は余裕を持って、交通状況に応じた安全な定速走行に心掛けましょう。
車間距離に余裕を持つことが大切です。 車間距離を詰めたり、速度にムラのある走り方をすると、加減速の機会も多くなり、その分市街地で2%程度、郊外で6%程度燃費が悪化します。 また、同じ速度であれば、高めのギアで走行する方が燃費がよくなります。交通の状況に応じ、できるだけ速度変化の少ない安全な運転をしましょう。
早めのアクセルオフ
◆エンジンブレーキを積極的に使いましょう。
エンジンブレーキを使うと、燃料の供給が停止される(燃料カット)ので、2%程度燃費が改善されます。 停止位置が分かったら、早めにアクセルから足を離して、エンジンブレーキで減速しましょう。 また減速したり、坂道を下るときにはエンジンブレーキを活用しましょう。
エアコンの使用を控えめに
◆車内を冷やしすぎないようにしましょう。
気象条件に応じて、こまめに温度・風量の調整を行いましょう。特に夏場に設定温度を下げすぎないことがポイントです。 外気温25℃の時に、エアコンを使用すると、12%程度燃費が悪化します。
アイドリングストップ
◆無用なアイドリングをやめましょう。
10分間のアイドリング(ニュートラルレンジ、エアコンOFFの場合)で、130cc程度の燃料を浪費します。 待ち合わせや荷物の積み下ろしのための駐停車の際にはアイドリングを止めましょう。
暖気運転は適切に
◆エンジンをかけたらすぐ出発しましょう。
現在販売されているガソリン乗用車においては暖気不要です。 寒冷地など特別な状況を除き、走りながら暖めるウオームアップ走行で充分です。 暖機することにより走行時の燃費は改善しますが、5分間暖機すると160cc程度の燃料を浪費しますので、全体の燃料消費量は増加します
道路交通情報の活用
◆出かける前に計画・準備をして、渋滞や道路障害等の情報をチェックしよう。
1時間のドライブで道に迷って10分余計に走行すると14%程度の燃費悪化に相当します。 地図やカーナビ等を利用して、行き先及び走行ルートをあらかじめ計画・準備をしましょう。 また道路交通情報をチェックして渋滞を避ければ燃料と時間の節約になります。
タイヤの空気圧をこまめにチェック
◆タイヤの空気圧を適正に保つなど、確実な点検・整備を実施しましょう。
タイヤの空気圧が適正値より50kPa(0.5kg/cm2 )不足した場合、市街地で2%程度、郊外で4%程度、それぞれ燃費が悪化します。 また、安全運転のためにも定期的な点検は必要です。
不要な荷物は積まずに走行
◆不要な荷物は積まないようにしましょう。
100kgの不要な荷物を載せて走ると、3%程度燃費が悪化します。 車の燃費は荷物の重さに敏感です。運ぶ必要のない荷物は、車から下ろしましょう。
駐車場に注意
◆渋滞をまねくことから、違法駐車はやめましょう。
交通の妨げとなる場所での駐車は交通渋滞をもたらし余分な排出ガスを出させる原因となります。 平均車速が時速40kmから時速20kmに落ちると、31%程度の燃費悪化に相当すると言われています。